飼育記録

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3度目のお引越し

切り株の上のココア

2002年5月

2回目の爪折り事件は、ケージ内で起きた。前からエゾリスにとっては狭すぎると思っていたし、

ええぃっ!ケージを買い換えてやる!

ってなわけで、ココアの3度目のお引越しが実現した。


今回のケージ選びのポイントは、こんな感じ。

  • 出来る限り背が高くて、居住空間が大きいもの
  • 掃除のしやすい引き出し式トレーになっているもの。
毎日の掃除を考えると、やはり引き出し式トレーにこだわってしまう。
ケージが大きくなると、動かすだけでも大変。昔使っていたWILDの“S6-ハイ”は、ケージを持ち上げて掃除するタイプだったので、毎日、大変だった。

引き出し式トレー で、引き出し式トレーのHOEIの“465L”を使っていた。今度は、このケージよりも大きくて、上の条件を満たすケージにしたいんだけど、なかなか見つからない。(スゴクお値段が張るのなら、あるにはあるんだけど...)


そこで、引き出し式トレーはあきらめて、ケージと底トレイを切り分けたら?と考えて選んだのが、これ。

New Cage
入手先ペット屋さん.com(ペットショップ「ヘブン」)
値段¥39,800
カタログ寸法幅810x奥行510x高さ1480mm (外形寸法)
居住空間幅755x奥行455x高さ1400mm

その他の改造部品費
アングル900mm×2 ¥1,400
450mm×2 ¥780
キャスターノーマル×2 ¥1,040
ロック付き×2 ¥1,560
その他コーナープレート、ボルトなど ¥700

※ この写真は、ウチで既に改造した状態です。


アングルで作ったキャスター付き台 このケージは、底アミが側面のアミに固定されているので、底トレー部分を取り去っても、アミだけでケージとして成り立つ構造になっている。そこで、底トレーを取り去ってしまって、ケージ部分を『キャスター付きの台』に載せ換えた。(キャスター付台は、どこのホームセンターにでも売っているアングルとキャスターを買ってきて製作)

この状態で、ケージはキャスターの高さ分だけ床から浮いているので、その隙間に新聞紙をひいて、ウッドリター等のトイレ砂を敷けば出来上がり。オシッコや糞は、そこに落ちるという仕組み。
掃除の時は、ケージそのものをコロコロッと移動させて、残った新聞紙を丸めて捨てれば、重い物は持たなくていいのだ。



● ケージの入手に関して
このケージはペットショップ「ヘブン」さんのサイトで、発見!
早速、注文のメールを送ると、夜の10時だというのに、すぐに返事が。

『サル用ケージなので、アミの間隔が23mmあります。シマリスには向きませんがよろしいですか?』

飼っている動物がリスとは一言も書かなかったのに...。そういえば、注文時、リス用品のカタログを一緒に請求したっけ。
どうやら、そこから推測して、確認してくれたみたい。

売ってしまえば『ハイさよなら』というショップが多い中で、こんなにも親切に対応してくれて感謝!しかも、メールのやり取りは2時間以上で、最後のメールを受け取った時はもう日付が変わってたりなんかする。

このケージは、ペットショップ「ヘブン」さんのオリジナルなので、入手はここからしか出来ないかも?



● 使い勝手
  • ドアは全部で6個あって、前面の2つはココアの巣箱を取り出せる大きさなので、ケージ内の掃除や備品の出し入れが楽にできる。

  • ケージの構造は、フラットなメッシュパネルを貼り合わせて箱にしてあるので、簡単にバラバラにでき、お風呂場でケージの丸洗いが可能。(大きな庭でもあれば、ばらさずにそのまま洗えるんだけど(;-;

  • オリジナルのフック 各パネルは右の写真のような「プラスチック製」の“フック”でつなぎ合わせるようになってるんだけど、ココアは、このフックを数秒でかじり取ってしまう。帰宅したら、ココアがバラバラのケージの下敷きになっていた!という悪夢だけは避けたい!(っていうか、自分の家を大喜びで壊すなよ、ココア〜)。そんなわけで、最初からこのフックは不使用。

    針金で固定するのが一番いいんだけど、それだと「簡単にばらせる」という利点がなくなってしまう。今は各パネルをつなぎ合わせるのに、小型のナスカンフックを使用し、補強に針金を使うという方法をとっている。


* * *


これだけ広いと、ココアの大好きなハンモックをケージ内に取り付ける事ができる。で、早速つけてみると...
よっぽど寝心地がいいらしく、全く巣箱を使わなくなってしまった...。
※ ハンモックは、足の爪に引っかかるなど、色々と問題も多いと聞きます。十分注意が必要です。
写真のハンモックはタオルを使っていますが、タオルは糸が出やすく絶対に止めた方がいいと思います。現在ではココアのハンモックはフリース生地を使っています。フリース生地は、ココアがどんなにぶら下がっても糸が出たりする事はないので、安心です。

ケージ内のハンモックでくつろぐココア
ハンモックに山ほどティッシュを持ち込んでご満悦なココア

飼育係が家に居る時は、基本的にココアは放し飼いになっている。ただ、飼育係の外出時とかに、どうしてもケージに“押し込め”なくてはいけない。そんな時に前のケージは、閉塞感があって可哀想だった。このケージだと、ぐっと改善したと思う。
ココアのバック転も、大きくダイナミックになって、余裕を感じる(気がしないでもない)。

とはいえ、まだまだまだまだ狭いかな〜。数日間、ケージに入れたままにしなくてはいけない状況の時はやっぱり超巨大ケージだな。


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