2000年春。小さな仔リスを我が家に迎えました。
まだ仔リスのくせにすでにフサフサの大きな尻尾を持つこのリスは「キタリス」という種類の大型のリスです。
私たちはこのかわいらしい茶色の仔リスに「ココア」という名前を付けました。
ココアは我が家に来たときにはまだヨチヨチ歩きだったのに、あっという間にとんでもない運動能力を発揮するようになり、よく似た種類のシマリスや、ハムスターとは桁違いのパワーで我が家の中心に君臨するようになったのです。
これが「大型リス」というものなんだ!と目を見張ると同時に、私たちはすぐに、その魅力に完全にはまってしまいました。
エゾリスノートはこの飼いリスのココアの暴走 日常とかわいい写真を紹介するサイトです。
エゾリスノートには「元」になるサイトがあります。
今、見ていただいているエゾリスノートは、元のエゾリスノートの内容を少しだけ見直し、いくつか修正や加筆してリニューアルしたものです。
ココアをお迎えした当時は、世の中に大型リスの情報がとても少なく、毎日が手探りの状態でした。
そこで、少しでも情報が欲しい、そしてもしかしたら私たちの暮らしが、ほかの大型リス飼いの方の参考になるかもしれない、― 出来れば、すべての飼いリス達が楽しく暮らせるように、と思って立ち上げたのが「エゾリスノート」でした。
ココアと私たちが暮らした2000年から2011年の間、エゾリスノートは沢山のリス好きの方に支えていただきました。掲示板で多くの方と情報交換する事も出来ました。
当時のサイトは、以下のリンクにそっくりそのまま置いています。
そんな時間を過ごす中でキタリスが特定外来生物に指定され、ココアが2011年に旅立ったことで、当時のエゾリスノートは事実上クローズする事になりました。
11年間、ココアは強烈な存在感を放ちながら、我が家を駆け抜けていきました。
ココアのエネルギーは、我が家に留まらず、多くのリス好きの方と知り合う機会も与えてくれたのです。
そんなココアとの出来事やかわいい姿を再び紹介したくて、エゾリスノートをリニューアル公開する事にしました。
多くのリスマニアの方たちもこのサイトでは紹介しています。
当時のエゾリスノートを応援してくださっていた方や、初めてこのエゾリスノートを見ていただいている方に、楽しいココアとの暮らしやリス好きの生態を知っていただけたら、とても嬉しく思います。
先に書いた通り「キタリス」は2015年現在、「外来生物法」の特定外来生物に指定されているため、買ったり、貰ったりする事はできません。
少し残念ですが、実際には入手できたからと言って彼らと一緒に暮らすのは簡単ではないと思っています。それ相応の環境と覚悟が必要です。
都心部に程近い、所沢の狭山丘陵で居るはずのないキタリスが見つかっているという報告もあります。飼育が難しく逃がされた個体が繁殖して増えたものとみられています。
そういう意味も含めて仕方ないのかな、という気もしています。
エゾリスノートは当時の記事をそのまま載せる形とするので、実際には現在の事ではなくても、表現を過去形に直したりせず、そのまま「現在進行形」とします。その点、注意してください。
旧エゾリスノートを支えていただいたすべてのリス好きの方に心から感謝します。きちんとお礼を申し上げることなく今まで来てしまいました。
いつも温かく見守っていただき、本当にありがとうございました。