ミルフォードトラックを楽しむためのチョットしたTIPSと色々情報
最終更新日 2024-2-19
クイーンズタウンに着いてから全体のイベントの流れを以下に記します。
ただし、ここに書いているのはあくまで我々の経験値です。実際の流れや場所、スケジュールは、その時々で変わってくると思うので、都度確認するようお願いします。
クイーンズタウンのUltimate hikes Centreで出発前ブリーフィングが開催されます。
全体の流れや注意事項といったガイダンスに加えて、防水用ビニール袋や、マイターピークロッジに送る荷物を入れるバッグなどを受け取ります。
Ultimate hikes centre集合、名札を受け取って一路Te Anauにバスで向かいます。
名札は、終始安全ピンでTシャツなどに付けて過ごします。安全ピンで穴を空けても良い服で。
点在する広大な羊牧場を横目に見ながら一回のトイレ休憩を挟んでお昼頃Te Anauに到着。
Te Anau Downsから船でミルフォードトラックに向かいます。船内ではコーヒー、紅茶が飲めます。
3泊4日。夜は快適なロッジに宿泊
マイターピークロッジに宿泊したあと、最終日はミルフォード湾(ミルフォードサウンド)の観光クルーズ。
この日も朝、ランチ用のサンドイッチを作りますが、そのランチをバスの座席に置くことで席取りになります。
基本的には不要と思います。
飲食店、タクシー、もちろんホテル、スーパー、施設の入場料などすべてクレジットカードでOK。2023年に行ったときは実際に換金0で行きました。
バスに乗ろうと思ったら現金が必要ですが、これもBeeカードというプリペイドカードを買ったらキャッシュレスでいけそうです(我々はこれを使ってないので詳細は分かりませんが、空港の本屋で購入できるみたいです)。
我々はタクシーを使いました。2023年度末、2024年度初頭の実績ですが、クイーンズタウン空港からダウンタウンにあるホテルまででNZ$55、ホテルでタクシーを呼んでもらって空港まで行ってNZ$50でした。
なお、Beeカードを買ってOrbusというバスを使うと空港からダウンタウンまでNZ$2で行けるようです(Beeカードの発行手数料がNZ$5かかるようなので、往復で実質NZ$9ですね。タクシーより全然安い!)。
クイーンズタウンのダウンタウン中心部には、Four Squareというスーパーがあり、その周辺には2件のリカーショップがあるので、これで日常生活はOK。
充分な時間や日程があればレストランに行くのも良いんですが、鬼最短日程の我々は、あーでもない、こーでもない、とウロウロするより、全部Four Squareで済ませました。
調理された暖かいラムとミートパイ、それに激うまガーリックトースト、冷えたスパークリングワインを買い込んでホテルの部屋で乾杯です。
ニュージーワインは本当に安くて美味しいものばかりです。スーパーのお惣菜とは言え調理ラムもガーリックトーストもめちゃ美味しかったです。
日用品も売っているので、いざとなったら色々買う事も可能。そんなわけでダウンタウンに近い所に宿泊したいところ。
Ultimate hikes centre も、Four Squareの近くです。
他にもNight'n Dayという24時間営業のスーパーもあるようですが、そちらには我々は行っていないので、どんなもんかは分かりません。
ミルフォードトラックは、トレッキング終わりの最終日は景勝地ミルフォードサウンドにあるマイターピークロッジに泊まります。ここに事前に好きな荷物を送っておくことが出来ます。
マイターピークロッジに泊まった次の日はミルフォードサウンドクルーズ観光があり、これはまるっきり観光であり、リュックを持ち歩きません。またトレッキングシューズも不要。
リュックは朝からバスのトランクに入れてしまうので、財布やちょっとしたものを入れる小さなポーチか鞄、それと普段履きの靴くらいは送っておいたら良いかもしれません。
まぁもちろん、何も送らなくてもいいとは思います。我々は1回目は靴と鞄、2回目はほぼ何も送りませんでしたが、後から前者にしておけば良かったなと思いました。
マイターピークロッジに送る荷物は、ミルフォードトラックに出発する前日にクイーンズタウンのUltimate Hikes Centreで開催されるブリーフィングで渡される赤いバッグに入れて、出発当日に持参します。
いよいよ出発の朝、クイーンズタウンのUltimate hikes centreから、バスでフィヨルドランドの拠点であるTe Anauに向かいます。
このバスがですねー、カーテンが無くて晴れてたら窓際はめちゃくちゃ暑いんですよ。
朝なので、東から陽が差すんですが、大半が南に向かって走るため、進行方向の右に座るのがいいと思う
なお、南半球は東から陽が昇って北を回って西に沈むのでそのあたりもご注意を。
Ultimate hikes guided walks で泊まるロッジは本当に奇麗で、どれも素晴らしい場所に建っています。到着後は快適に過ごせますが、結構忙しかったりもします。
マッキノン越え後に泊まるクインチンロッジ(写真中央)。こんなところに泊まります。
かなり忙しいです。2023年12月の参加の時は大体こんな感じでした。
6:00 | 発電機起動 (ロッジにもよる) |
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6:00 |
朝食&ランチ作り
パンや、具材、ソースなどは全部用意してくれています。 タッパなんかを持ってきている人がいましたが、我々は大きめのジップロックを持って行って大活躍でした。 |
6:30 |
暖かい朝食
発電機が動いてから調理を始めるので、ベーコンとかスクランブルエッグとかの暖かいのは6:30から。 |
7:30 | 出発です。忙しい! |
Glade Houseの朝だけは、もう少しゆっくりしていましたが、峠越え、最終日は上記時間でした。
このあたりの時間は、食堂や部屋に看板が貼ってあるので、それで確認できます。
ロッジに到着したら、ディナーまでに洗濯を済ませて、乾燥室に放り込んでおきます。
靴用の乾燥室もあります。高温でソールが割れたりしないよう低温になっています。雨の中のトレッキングで靴がびちょびちょになったら、ここで乾かすことが出来ますが、狭くて全員の靴が入りきらないのと、低温なので結局大して乾きません。
古新聞が置いてあるので、それを数枚貰って突っ込んでおくのがいいと思います。この古新聞もすぐ無くなるので、注意です。
まぁ、雨が当たり前のところなので、濡れてても諦めて履くしかないかな。
ラウンジにはお菓子やおつまみが置いてあり、コーヒー、紅茶、ジュースが飲み放題。美味しいチーズなどのおつまみは早めに無くなってしまうので注意。この時間からビールやワインを飲むことも出来ます(これは有料)。
ディナーまではここでゆっくり過ごすことが出来ます。
昼間の疲れを癒しながら、生ハムとチーズ、バジルソースをかけた野菜スティックなんかをつまみにニュージーワインで乾杯って、もう最高。
ディナーは18:30頃から。これも部屋の張り紙に書いてありますが、結構時間が変わるようなので、これだけは聞き逃すわけには行きません!
到着時に部屋の説明とかしてくれるので、その中でもしかしたらディナーの時間を言ってくれてるのかもしれませんが、我々はもうちんぷんかんぷんなので、とにかく「What time is Dinner?」だけは聞いておきます!その答えがディナースタートの時間なので。
ディナー後、次の日のコースの説明とか出発時間とかをお知らせするブリーフィングが始まります。
何を言ってんだか、これまたちんぷんかんぷんでしたが、日本語の冊子を渡してもらえました。
初日のGlade Houseでは、みんなの前で自己紹介する時間があります。大きなハードルでした。
ディナー中でももちろん、お酒を注文することが出来ます。
発電機が切れるのは22:00
ニュージーランドで是非見たいのはキウイですが、夜行性だし、さすがトラックでこれにばったり会うというのは難しそうです。
ですが、クイーンズタウンにはダウンタウンから5分くらい歩いたところに、Kiwi Parkという施設があって、ここで会う事が出来ます。
もし時間があれば是非行ってみてください。
忙しそうに歩き回る姿は本当に可愛かったですよ。
ただ、殆ど良く見えませんが。
キウイは夜行性のため、本当に真っ暗にしてある施設で飼育されています。その施設に入ったら目が慣れるまでじっと待ちます。入った直後は隣に人が居るかどうかも分からないくらい真っ暗です。日本の動物園の夜行性動物のエリアではここまで暗くしてない。徹底していて素晴らしいですね。
我々が行ったときは9:00開館で、10:00からキウイの施設に入れました。ただしこれは定員制になっているので、入口で整理券を貰います。定員に達したら次の時間(12:00とか)になるので気を付けてください。
9:00開館と同時になだれ込んで、整理券を貰ってから、まずはケアのケージに行くのがお勧め。朝の給餌に出くわすことができたら、ケアと遊べます。そのあと10:00にキウイ施設に行けばOK
日本語の音声ガイド機を貸してもらえます。
雑記&備忘です
日本人の参加人数
2019年度末はいわゆる当たり年だったこともありカレンダー上9連休になっていました。ただ、渡航とミルフォードの日数を考慮すると、日本人にとっての出発日はある2日間に集中し、結果ととして我々が参加した日程のグループは50人中、32人が日本人。オーストラリア人やアメリカ人は少数派でした。
こうなると、事前ブリーフィングからお知らせの用紙、現地での毎日の説明会なんかも日本人向けが中心となって、その点はかなり助かりました。
一方、2023年12月は、日本の一般的な年末休暇と少しずらしたせいか、日本人は5人だけ。東洋人は韓国人2人を加え7人。殆どがアメリカ人とオーストラリア人でした。
もちろん、日本人向け特別対応はなし。
1回目の時に日本人ばかりであまり気にならなかったんですが、2回目ではディナータイムがマジで騒がしかった。ワタクシは関西人ですが、関西人なんて足元にも及ばない。やはり日本人はおとなしい民族だと思いました。
コスト
ミルフォードトラックガイド付きウォークのツインベッドの部屋の料金は2019年NZ$5,590が、2023年にはNZ$6,690。為替レートも円安がすすんでいるので、その分円換算では高くなってしまいました。エアチケットも大きく値上がり¥637,100 が ¥803,220に。世界に取り残されている感じがします。