飼育記録

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最初の一週間

baby

2000年 6月初旬


■ リスライフ


ペットショップのオヤジ談では、生後2ヵ月くらいという話。今のところまだヨタヨタしてるし、一日のほとんどを寝て過ごしている感じ。

パンを食べるココア 食事は朝と夕方の1日2回。犬用の粉ミルクをぬるま湯でといて、食パンをそれに浸して手から与える。
まだ子供だからか、ペットショップのオヤジの最初の慣らし方がよかったのか、人の手から食べる事には全く抵抗はないようだ。


食欲は「そこそこ」という感じ。一回で普通の食パンの6分の1ぐらいがいいところ。食パンとはいっても、ココアが食すのは、塩の入ってない無塩食パンの白い所だけ。冷めたのも嫌い。ちょっと贅沢なんじゃない?

そのほか、おやつとして、りんごやメロンなんかを少し与える。りんごとメロンを同時にあげたら、必ずメロンをとる。メロンといったって、皮に近いところなんか与えても見向きもしない。このままこいつの自由にさせておいていいのか!?


糞やおしっこはどこででもしてしまう。リスのトイレのしつけはあきらめた方がいいと、どの本にも書いてあったけど、確かにその通りのようだ。

まだ、ほんの子供だから、「保温」は重要。6月とは言え、ぐっと冷え込む日がたまにあるし、夜は寒い。一応、28℃を目安に、ケージ内を保温してやる。

ヒータは手で触れることが出来ないくらい熱くなっているのに、ヤケドするよ!と思ってしまうぐらいヒータに寄り添うこともしょっちゅう。

ココアが我が家に来て5日目。初めて床をピョンピョン飛びました。
さらに6日目“壁によじ登ろうとして落ちる”を繰り返してる。
ココアの成長は目ざましい。


■ リスワールド


ココアはかわいい。

リスらしいしっぽはまだ小さいけど、フラフラと振る姿はたまらない。
りんごを両手で持ち上げてカジる姿は、絵本やテレビで見かけた、あのリスそのもの!
しかも、たまに床にりんごを置いて休憩しながら食べてるなんて、本なんかじゃ見れない。
手で抱いていると、すぐに手の中でスヤスヤと眠ってしまう。(そのうちにダラーんとなって完全に無警戒状態。そんなんでいいの?)
寝返りうって、白いお腹を上にして再びダラーン。(只今から、お腹撫で放題!)

こんなにかわいいのに、こんなにに愛らしいのに、ココア...そのツメはなんなんだ!?

ココアの爪

ココアの爪 エゾリスの「ツメ」は子供であっても強烈だ。飼育人の足元から肩まで駆け上る時、遠慮なく、飼育人の足や腕に自分のつめを食い込ませて、引っかけながら駆け上る。しかも楽しそう。

傷だらけの手 傷だらけの手 ほんの数十分、そうして、ココアを登らせたり降らせたりして遊んでいると、足も腕もお腹も背中も引っ掻き傷だらけ!この「ココアのツメ」は想像以上のもので、最初の試練でもあった。

それにしても、飼育人A(♀)は我慢できる程度なのに、飼育人B(♂)はかなりまいっている。引っ掻き傷が「かゆく」なってしまうからだ。アレルギー性鼻炎は持っているものの、引っ掻き傷がかゆくなる体質とは。この前も本気でココアに怒っていたから笑ってしまう。

ココアと遊んでいるだけで、無数の引っ掻き傷ができる。そんな訳で、暑くてもGパンとGジャンと傷薬は、飼育人の必須アイテムとなったのだった。


「しつけ」に関していえば、そもそも「誉められている」とか「怒られている」とか、そういう感覚は、今のところココアにはないんだろうね。元気いっぱいに走り回って、糞をあっちこっちにして、「コラッ」と言ったところで、まったく反応がないし、捕まえて怒ろうとしたところで、さらりっとすばしっこく走り去ってしまうだけ。

後になって、少しずつ変化が現れるわけなんだけど、それはまた今度。 我家のエゾリスの「習性」でも書いたように、ココア ( リス ) との共同生活は、適当な距離を保って、独立性を尊重する付き合い方をする必要があるようだ。


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