我が家のエゾリス

生活パターン

エゾリスは昼行性の動物です。文献等では夜明けと共に起き出して活発に活動し、夕方には巣に帰る、と書いてありますが...


ココアの一日 (2000年 - 1年目)

季節によって違いますが、11月の今頃は、6:40AM にほぼ正確に起きてきます。 ひよこ電球にピッタリと体を寄せて暖めた後、ココアの一日が始まってしまうのです。

7:00AM 朝ごはん
ごはんは好きなものから食べる主義。これだけは譲れないらしい。

家に飼育人がいる時は、1時間から2時間程度、ケージの外で走り回ります。
朝はとても元気! 当然走るだけなんてことはありません。 壁だって一瞬にして大喜びで登ってしまいます。最近では、『こらっ!』で肩に降りてくるのが日課です。

ケージの外では、飼育人の手の上がココアの食卓。大好物が手の中にあることを知っているココアは、瞳を輝かせて 張り付いてくるのです。おかげで飼育人はいつも傷だらけ。

どれだけ外で遊んでも、ココアが満足するという事はありません。
無理矢理ケージに押し込んだ後も、常にバック転をしています。これはもう誰にも止めれません。今やバック転の練習量は体操選手にだって負けません。



気まぐれココアのお昼はその日の気分しだい。
少ない日でも、バック転連続300回転を1セットとして、10セットは欠かせない運動です。その合間に、ごはんを食べたり毛繕いをしたり、木をかじったりと大忙し。

でも、飼育人がいない時はお昼寝をしてたりもします。帰ってくると、巣から顔だけ出してお出迎えしてくれます。



夕方にはごはんを食べて、とりあえず寝てしまう事が理想ですが・・・。

寝るも寝ないもやっぱりココアしだい!
『寝なさい。』と言って寝るようなヤワな奴じゃあありません。

飼育人がせっせとケージのお掃除をしている間も、ココアはせっせと悪戯に精を出しています。この時こそが、クルミの出番なのです。
クルミを手にしたココアは、まるで借りてきた猫状態。ピタっとその場に留まって、カリカリ始めるのです。
この間に掃除を終わらせ、ココアをケージに返すのです。(クルミを齧っている間は、例え持ち上げられても、ひっくり返されても無抵抗のココア)

外での運動を終えたココアは、ケージに押し込まれた後もバック転を続けます。部屋を暗くしてもお構いなし!眠りにつく瞬間までココアワールドを満喫するのです。
飼育人が寝た後でも、ココアの回転する音だけが部屋に響いている・・・なんて事もあるのです。


2004年追記
この頃は、飼育係の2人共がフルタイムで仕事をしていた事もあって、ココアを「ケージに押し込む」事が多かったように思います。ただ、ココアの運動量は成長とともに飛躍的に多くなり、狭いケージの中でくるくる回っている姿が可哀想で見ていられなくなってきました。気が付くと1歳を迎える頃には「できるだけ放し飼いにする」という方向に変わっていました。


ココアの一日 (2001年 - 2年目)

最近(2001年11月)、朝が弱いらしく、起こさないと起きてこない。静かにしていると 9:00AM まで寝ているからびっくりしてしまう。もっと驚いてしまうのは、7:00AMに朝ご飯を食べた後、さっさと巣箱に帰って二度寝をし、やっぱり 9:00AMまで起きてこない事。去年は仔リスだからとあまやかしていたけど、今年はもう大人だから、ヒヨコ電球は入れていない。それが不満なの?

起きてからのココアは去年とは比べ物にならないほどの爆発ぶり。部屋の端から端まで走り回るココアを見ていると、まるでテニスの試合を見ている気分。トイレに行きたくてもココアに先回りされて、なかなか行けない。離れているな、と確認した次の瞬間、もう肩に乗っていたりするんだから。



お昼ご飯はお世話係と同じ時間。
私達がご飯を食べ始めると、外で遊んでいても、ケージに戻ってご飯を食べ始める。

2時頃からは、ココアのお昼寝タイム。その日の気分によって、別荘 ( 食器棚の上 ) で寝たりケージに戻ったり、お世話係の手の中で寝たり...。この時間にやたらとまとわりついてくるのが、「お昼寝させて〜」の合図です。手の中のお昼寝は、ココアが熟睡に入るまでの 30分から1時間は動けないので、かなり疲れます。
動くと、「何、サボってんの〜!」とばかりに噛み付かれます。熟睡後は、膝の上においておけばいいのですが、あまりに無防備なので、たまにポテンと床に落ちてしまうので注意です。



ケージの掃除を邪魔する事が楽しみらしく、掃除を始めるとイタズラが...。
でも、掃除機の音には未だに慣れなくて、背中にしがみついています。10時頃にお夜食を食べて、水を大量に飲むと、ご就寝の印。

何故か、12時頃にメチャ元気に起きてくる事もあるけど、まぁ好きなようにしていらっしゃいます。


ココアの一日 (2002年 - 3年目)

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ココアの一日 (2003年 - 4年目)

4年目を迎えたココアは、生活パターンもかなり安定してきた。朝は早い時には5時半頃起床。季節や日によって結構変動があるけど、遅くても7時くらいには起きてくる。
飼育人たちの生活パターンに影響されるところもあって、飼育人が仕事に出かけるために6時ごろ起きる日は、やっぱりココアも早く起きてくる。休みの日、飼育人が寝坊する時は、ココアの起床もやっぱり遅い。

飼育人が休みの日には、大抵ココアが先に起きてきて、ひとしきり部屋を走り回る。面白いのは飼育人たちがなかなか起きてこない時は、走り回っていたココアもそのうち食器棚の上なんかでウトウトしてしまう。飼育人たちがやっと起きてきた時、ココアも慌てて食器棚の上から飛びついてくる。
飼育人たちが、本当になかなか起きない時は、「早く野菜を切ってよっ!」と起こしにきたりもする。

エゾリス(キタリス)は、単独行動と言うけど一体...。



長い間、お昼寝と大暴れを繰り返して、やがて夕方頃寝てしまうという生活だったんだけど、4年目くらいから2:00PMくらいには寝てしまうというパターンになってきた。この時間もだんだん早くなってきて、5年目を迎える頃には12:30とか13:00頃には、お気に入りのハンモックに潜り込むようになった。



ココアのケージ掃除の時にごそごそと起きてきて、またまた部屋を大暴れするのが日課というのは、2年目の頃から今も変わらない。


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