飼育記録

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飼うまで

1999年 某日


とあるペットショップで大きなリスを見かけた。

頑丈な鎖の首輪につながれた姿は、これまでのリスに対する印象をくつがえした。
両手でさえすっぽりとは収まらない程の大きさ、長くピンと伸びた耳の先の毛、そして落ち着きのなさ。

リスといえばあの、小さくてかわいいシマリスしか想像しなかった私にとって、衝撃的な出逢いだった。


1999年 年末


あの大きなリスの事をもっと知りたい!とりあえずは情報を集めなくては...
本を買いあさった結果、大型リスには何種類かあるということはわかった。 しかし、何故か飼い方となるとシマリス君だけで、具体的には何もわからないまま。

すがる思いでペットショップに向かった頃、あの大きなリスは姿を消していた。


2000年 春


もう我慢できない。リスを飼おう。
繁殖の季節、仔リスゲットのチャンス。

大型リスがその辺のペットショップにいないことはもうわかっている。
タウンページ片手に電話をかけまくった。

数軒かけてみて分ったことは、

  • やっぱりエゾリスを扱っている店は少ない
  • シマリスは、3〜4月に仔リスを入荷するが、エゾリスは4月末から6月に架けて仔リスが市場に出回る。

あるペットショップのオヤジが言った。
     「アカリスを1年待ちのお客さんもいるよ」
...絶句。


2000年 5月


まぁとにかく、ペットショップに行ってみないことには始まらない。「今は居ない」もののエゾリスを扱った事があり、扱うことができる、というショップ2軒を尋ねた。

結果...

「何ヵ月待たせるか分らない。
だけど、ちゃんとしたのを見つけて来てあげる」

と言ったオヤジの言葉を信じて、そのペットショップに注文して帰って来た。
もちろん、料金前払いで...



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